• テキストサイズ

香るのは君のラベンダー

第2章 自覚


***************

「いい?まず、恋愛とは、『男女が互いに相手をこいしたうこと。また、その感情。』広辞苑より。」

「広辞苑?」

「また、恋とは、『特定の相手のことを好きだと感じ、大切に思ったり、一緒にいたいと思う感情。』Wikipediaより。」

「Wikipedia?」

「いや、あたしだって言葉で説明するのは難しいのよ。だから調べました!」


小峰はちょっと胸を張って言った。
その、俺だって辞書的な意味としては理解してるんですけど。そんなに馬鹿にされてたんだ、、


「そういう辞書的なのははわかってるよ。俺がわからないのはそこじゃねぇし。」

「そうだよね。うーん、、」


小峰はまた考え始めた。
3人で黙る。
すると急に新が口を開いた。


「別に男女どっちでもいいから、今一緒にいて一番素でいられる相手って誰?」

「うーん。素か。あ、日向かな。」

「じゃあ、日向ちゃんと話ししてる時、共感するのと、しないのどっちが多い?」

「する、かな。」


この質問の意味がいまいちわかんないけど。
正直に答えるとこうなる。


「あのさ、実は俺、日向ちゃんのこと好きなんだよね。」


ガタッ!!


新がそんなこと言うから、何も考えずに立ち上がってしまった。
/ 48ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp