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香るのは君のラベンダー

第2章 自覚


「おは、」


永久ちゃんと楽しく話してたのに後ろから朔斗がそう言って頭を叩くから話が途切れちゃったじゃんか。


「ちょっと、叩くことないじゃん。」

「友達できたの?お前にしては早い方じゃん?人見知りだろ、お前。」


あれ?なんか、朔斗、機嫌悪い?いつもの元気さがない気がする。


「朔斗?大丈夫?」

「なにが?」

「いや、なんか元気なさそうだけど?」

「別にいつも通りだし。」

「いやいや、機嫌悪くない?」

「ほっとけ。」


朔斗はそう言うと自分の席に行った。ネクタイできてないけど。


「ねぇ、今のイケメン、相島くんでしょ?すでに学年一かっこいいって有名だよ?仲良いの?」

「え、もうそんなに広まってるの?流石だ。」

「ねぇ、仲良いの?って聞いたんだけど(笑」

「ただの幼なじみだよ。」

「ふーん」


永久ちゃんはあんまり納得してないみたいだけど、突っ込まないでおこう。
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