• テキストサイズ

香るのは君のラベンダー

第2章 自覚


「で、朔斗は何組なの?」

「俺?俺はAだけど。お前もAだろ?」

「え、ほんと!?一緒?一緒のクラス?」


やばい。嬉しすぎてテンション上がりすぎて飛び跳ねてしまった。
うん、しょうがない。だって、それくらい嬉しいもん。


「そんなに嬉しい?まぁ、俺も嬉しいけど。とにかく、一応これから1年間よろしくな。」

「うん!」


私たちが教室に戻ってすぐ、担任の先生が教室に入ってきて、体育館へと連れて行かれる。
入学式をやって、また教室に戻ってくると、書類とかいろいろもうたくさん。行きは何も入ってなくて軽かったはずのスクバもパンパン。
親は親でこの後、保護者会とか言ってたから一緒に持って帰ってとか無理だよね。頑張るか、、


「日向、一緒に帰ろーぜ。まだ友達いないから悲しくて。」

「お!いいところにいた。荷物持ち。」


私は朔斗を指差して言う。


「荷物持ち?」

「そ、これ重すぎて私耐えらんない。」

「こんなのも重いってか?流石は筋肉皆無日向だな。」

「だからその言い方やめてって。」


そんなこと言いながらも荷物持ってくれるわけだから、やっぱり優しいんだよね。
/ 48ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp