第6章 従順※
「またイクっ…あっあっ…ああんっ!」
彼が指で膣内をグイッと強く押したのを合図に私は2度目の絶頂を迎えた。
「快感で酔いしれてるところ悪いのですが、僕はまだ気持ち良くなってませんからね」
彼はブラウスのボタンを一つ一つ外していく。中から現れた褐色の肌は美しく、筋肉が引き締まった身体にはいつも目を奪われる。
彼はベルトに手をかけズボンをずらした。
下着の上から分かるほど彼のそれは膨れ大きくなっている。
「触って下さい」
彼は私の手首を縛っていたネクタイを解いた。
私はベッドに座って彼のそれを下着越しに触る。
硬くて、熱くて、触りながら自分の蜜口から愛液が溢れるのを感じた。
私は下着に手をかけそっと下ろす。
彼の反り勃った陰茎が勢いよく飛び出した。
それは何度見ても大きくて、これがいつも自分の膣内に入っているのが信じられなかった。
右手でそれを優しく掴むと彼は、あっ…と声を漏らす。
それが嬉しくて、私は彼の陰茎に口付けた。
亀頭の辺りを舐めまわして裏筋を舌先で下からなぞる。
「はっ…あ」
彼が感じているのが分かった。
彼の陰茎を口に含むがとても全部は咥えられない。
残った部分は手で上下に扱く。
口の中に唾液をたっぷり含ませて上下にゆっくりストロークをする。なるべく舌先が裏筋を刺激するようにして顔を動かす。
「はあっ…それ…やばい…」
私は彼の顔を見上げる。眉間に皺を寄せ、快感に耐える少し苦しそうな表現。
私はその顔を見るのが大好きだ。
もっとその顔を見せて…
私はストロークの速さを上げた。
ジュポッとはしたない音が口からなる。彼の陰茎は私の唾液と彼から出る分泌液でてかてかに濡れている。
「はあ…あっ…やば…やめろ…」
私は彼に陰茎から顔を離された。
彼をイかせたかったのに…
彼は私にキスを落としてベッドに仰向けに寝かせた。
「さっきの分のお返し、ちゃんとしてあげますね…」
彼は自分の陰茎を私の蜜口に合わせる。
ネチャ、と擦り合わせた所から音が鳴る。
「はやく…」
彼は私の言葉にそれを止めて、私の蜜口に彼の自身を埋めていった。