第19章 忘れさせて※
カホの身体がビクビクッと痙攣し思わず身体がグッと反れる。
沖矢はカホの腰をがっしりと掴んで絶頂へと自身を導く。
「はぁんっあっあっあっ…ああああっ…あっあっ…!」
「出しますよっ…カホさん…っ」
「はぁ…来て…膣内に…出して…」
「…クッ…」
沖矢の陰茎がビクンッと大きく脈を打ったと思えば先端から勢い良く白濁とした精液がカホの膣内に放たれる。
ドクッドクッと力強く射精される精液はカホの膣奥に注ぎ込まれていた。
「はぁん…」
カホは膣内に温かいものがじんわりと広がっていく感触を覚えた。
あぁ…出てる…熱いの…
私の膣内に…
この感触を味わうのは久しぶりだった。
安室に抱かれていた時は中に出された事は一度もなかった。
「…はぁ…」
沖矢は最後の一滴までカホの膣内に注ぎ込んだ。
自分の欲望を全てカホの中に植え込むように
膣内から自身の陰茎を引き抜く。
しばらくして膣内からトローっと白い精液が溢れ出しシーツへと垂れた。
カホの陰部は快感でヒクヒクと動いていて、その動きに合わせて沖矢の精液が外に溢れ出た。
お互い身体は汗をびっしりとかいていてカホの前髪は額にピタリと引っ付いていた。
沖矢はぐだっとベッドに横になっているカホの身体を起き上がらせて抱き抱えた。
部屋を出た沖矢はそのまま浴室へと向かった。
「あんっあっあっはっ…あんっ…」
しばらくして浴室からカホの甲高い声が響き始めた。
その声が鳴り止んだのは日付を跨いだ頃だった。
カホは沖矢の腕に抱えられていた。
意識の飛んでしまったカホを沖矢は自分の腕に閉じ込める。
カホの陰部からはドロっとした精液が愛液と混ざって溢れ出していた。
もちろんその何倍もの量の精液がカホの膣内には溜められたままだった。
沖矢はカホを自分の部屋のベッドに寝かせた。
カホのベッドのシーツは二人の体液でとても寝られるものではなかった。
沖矢はシーツを取って洗濯籠へと突っ込んだ。
ゴウンゴウンと洗濯機は音を鳴らす。
沖矢はその音を聞きながらさっきまで自分の腕の中にいた彼女のぬくもりを思い出していた。