第19章 忘れさせて※
絶頂を迎えながらも膣内は沖矢から快感を与えられ続けていて
「アンッ…!ハアッ…アッアッ…またイッちゃうぅぅぅ…!」
続けてカホは再び絶頂に達する。
身体を反らして沖矢から逃げようとするも腰を掴まれさらに激しくピストンされる。
ベッドがギシギシと大きな音を立てその激しさを物語っている。
「んあああああぁぁ…!!おかしくなっちゃう…!!昴さん…!!止めて…もう無理…!イッちゃう…!あああっ…!」
ビクッビクッと身体が痙攣する。
沖矢はようやく腰の動きを止め止める。
でも陰茎はカホの膣内にはいったまま。
いつまた動くかは分からない。
「はぁ…昴さん…」
「何にも考えられなかったでしょう?」
カホは沖矢の言葉に小さくコクンと頷いた。
「ねぇ…昴さん」
「なんですか?」
「服…どうして脱がないんですか、いつも…」
「気になりますか?」
「私は…昴さんにも脱いで欲しい。一緒に肌で感じたい」
カホの言葉に沖矢は少し黙った。
「…気になることがあっても、何も聞かないって約束できますか」
「気になる、こと?」
「ええ、もしカホさんが私を見て不自然だと思ってもそれを追求しないのなら」
「しない…しないわ」
沖矢は首元に手をかけ服をガバッと脱ぎ捨てた。
カホは沖矢の裸体を見たことがなかった。
いつも彼は首元まで隠れるような服を着ていたから。
だからこうやってちゃんと見るのは初めてだった。
カホは見とれてしまった。
鍛え抜かれた、沖矢の身体に。
いくらそういった知識が乏しいとしても沖矢のその身体は並大抵のトレーニングでは出来ないだろうと分かる。
前から力があるとは思っていたもののここまで筋肉がついて引き締まった身体だとは思わなかった。
しばらくカホは沖矢の身体に釘付けになっていた。
しばらくして沖矢の首元にチョーカーのような物が巻かれているのが分かった。
どうして…チョーカー?
カホは沖矢の言っていたことは恐らくこの事だろうと納得する。
しかしカホが予想していたものとは程遠く、てっきり刺青や傷などそういった物だと思っていた。
首元を隠していたのは、これを隠すため…
でも普通、これって見せる物では?
一体何のために?