第12章 抑制※
はぁはぁ、とベッドの上で呼吸を整える彼女。
彼女の陰部は大きな快感にさっきからひくついたままである。
「ごめんなさいカホさん。あまりにも貴方に危機感が無かったので、ちゃんと分かってもらおうと思って」
怖がらせてしまいましたね、と彼女の方を向く。
彼女は薄ら目を開けて俺の方を見るが返事はない。
「でもこれで分かってくれましたよね。こんな風にされることだってあるかもしれないんですよ。最後までされてないからって今日あった事を許してしまってはだめです」
「…はい、ごめんなさい」
彼女は小さな声でそう言った。
しばらく2人の間には沈黙が続いた。
彼女はベッドに何も身につけずに横たわっている。
身体には薄ら汗も滲んでいる。
目線のやり場に困って目を逸らしたものの先程の彼女の姿が蘇って既に興奮して痛いほどに勃起している陰茎がまた大きくなった気がした。
このまま同じ部屋にいては彼女に何をしてしまうのか分からない
俺はスっとベッドから立ち上がり彼女に薄い毛布をかける。
彼女は一瞬驚いたように俺を見た。
俺はそのまま部屋を出て扉に身体を預けた。
彼女が自分の愛撫に感じていた。
その光景が頭から離れない。
こんな最低な事をしたと言うのに今の俺は今までに感じたことがないほど興奮していた。
俺は自分の下半身に手を伸ばす。
それは服の上からでも分かるほど大きく膨れ上がっている。
1人で処理するしかないか
トイレへ向かおうとして、お風呂を貯めていないことに気づく。
彼女にあんなことをしてしまった後だ。
気持ち悪くて身体を洗い流したいだろう。
俺は部屋へと向かった。
─ガチャ─
「カホさん良かったらお風呂…」
俺は部屋の扉を開ける。
が、目の前の状況に自分の言葉が止まった。
彼女は自分の陰部に指を入れて自慰をしていた。
俺のベッドの上で。
「…!やっ…!…違うの…これは…」
彼女は顔を真っ赤にして毛布にくるまって壁側を向く。
俺の中で膨れ上がった何かがプツンと切れた。
俺は部屋の中に入って扉を閉めた。
「もしかしてさっきのでカホさん興奮してしまったんですか?」
俺は毛布を彼女から剥ぎ取りベッドに押し倒す。
足を開かせて見えた陰部からはトロッと愛液が下に流れた。