第18章 これから
深夜の二時にやっと仕事が終わった。
ふらふらになりながら寝室に向かい、ベッドに寝転ぶ。ああもうダメ。絵なんて描きたくありません。
実弥はと言うと、もう眠っている。
明日もまた仕事だし、明後日には始業式で新学期が始まる。そうしたらまた忙しくなるんだ。
年中無休の自営在宅ワーカーは毎日仕事に追われる。私も暇ではない。それが仕事だ。
あぁ、いやな考え方。やりたくてやってる仕事なのに。
寝室はいらないって決めたことに…賛成したけど…やっぱり落ち込んでるのかな。
実弥は子供は大丈夫って言ってる。いてもいなくても私と一緒にいてくれる。
でも。
やっぱり、欲しいなぁ。