第81章 登場人物
ガラス
霧雨の3代目の鎹烏。
話すことが得意でお喋り。
霧雨の鬼化に気づいたのは亡くなる二ヶ月ほど前から。毎日見る主人の変化に気づいてしまった。
自分のせいで霧雨が死ぬことが嫌だったが、役目を果たした。
黒死牟戦で相手の技を観察し、情報を本部まで届けるようにと言われていたが最後の最後で攻撃に巻き込まれ致命傷を負う。
命辛々本部まで飛んだが、最後に無一郎への遺書に関する約束事を伝えて絶命した。
悪態をつきつつも霧雨のことは信頼していたし大好きだった。
一番楽しかったのは、霧雨が作る料理をどれほどつまみ食いできるかと遊ぶこと。
霧雨と一緒に最後まで生きていたかったが、それは叶わなかった。
ガラスの死を知った鬼の霧雨は、とても悲しんだ。