リセット~running start again~
第18章 反抗
朝
食卓はまた険悪なムードになっていた。
原因は昨日の一件である。
蔵原くんと双子くんで言い合いになっている。
蔵原「いつか死ぬのが分かってるからって生きるのを辞めるのか!?」
ジョージ「それは屁理屈ですぅー」
ジョータ「プップップッ、屁理屈ですぅ」
清瀬「いい加減にしろ。」
ジョータ「ハイジさん、走るって何だよ」
清瀬「それは俺も分からない。探しているところだ」
ジョージ「それじゃ、意味ないじゃん」
やんやと文句を言う双子に、私は・・・
「落ち着いて。双子達が言うのは、ギリギリで滑り込んだウチがシード校を押さえて頂点になれるのか?ってことを言いたいんだよね?じゃあ、聞くけど頂点って何?順位で1番とることだけなのかな・・・ウチの主将の言ってる頂点って何だと思う??それと、ここにいる皆は何で走ってるの?」
と食卓はシンッとなった。
それに気づいた私は「ごめんなさい。偉そうなこと言って。ただ・・・」と次に続かなかった。
ジョージ「何?」
ジョータ「ほらみろ。続かないじゃん!」
イラッとした私は言いかけたがユキくんにが、
ユキ「洗い物は走なー」
と一言。頭に血がのぼっていたが鎮火した。