リセット~running start again~
第14章 トラブル
「ついカッとなって言ってしまいました。前から態度が気になっていたから・・・ごめんなさい。」
清瀬「落ち着こうな。さて、戻ろう。いくぞ、走」
走「・・・はい」
宿舎へ戻るとはなちゃんがいた!
八百勝のおじさんもいる。
はなちゃん「おぉーいみんなー」
おじさん「きたきた!!」
ジョージ・ジョータ「はなちゃん!?」
皆がわーと駆け出す。
ユキ「お前ら汚いから近寄るなよ」
そして夕飯へ
差し入れもあり、おじさん得意の料理を披露してくれた。
全員「いただきます!」
みんなで花火もやった。
童心に返りはしゃいでいる。
はなちゃん「さん、これ一緒にやりましょ。」
「もちろん!きれいだね」
と一緒にパチパチと花のように散る花火を眺めながら・・・
「はなちゃん・・・ありがとう。何とか駅伝に出させてあげたいな。」
はなちゃん「そうですね。きっと大丈夫ですよ!だって、ハイジさん、ずっと頑張ってきたんですから。一人で雨の日も風の日も走っていたんですよ。こうやって人数が揃って、みんなの願いになって、素敵じゃないですか。今はハイジさんのそばにはさんがいますもん。ハイジさんのことが好きなんじゃないですか?」とフフフッとはにかみながら言った。
「えっ・・・と、好き!?私が清瀬くんを?」あわてふためきながら動揺する。「分からない・・・でも、そうかもしれないな。」続けて「今の、この関係を崩したくもない」
はなちゃん「恋する乙女ですね」
「こら!」とガールズトークをする。
花火が終わって、お風呂に入ったりと各々就寝となる。
ベランダに出て、清瀬と走は話していた。
清瀬「きれいな星空だなー。走ははなちゃんのこと好きなのか?」
走「何ですか!?急に!」
清瀬「ははっ。そんな感じがしてな。はなちゃんがお風呂に入る前、掃除していたろ。」
走「あれは・・・」と間を置き続けて、「ハイジさんこそ、さんのことどう思っているんですか?気になったんでお返しです。」
清瀬「好きだぞ。大好きだ。そばにいたいと思う。けど、今はまだ言わない。」
ストレートに言うものだから、走はどう返していいのか困る。
そこへ「わぁ。きれい!」と感嘆する声が聞こえる。見ると、はなちゃんがいた。