リセット~running start again~
第12章 発熱
練習場所まで私は自転車で行く。
死ぬ。
寒すぎる。
休めばよかったぁぁぁ(°Д°)
弱味を見せるみたいで嫌なんだよ。
強い女でいたいんだよ、
わかっているよ、祟ったのよ。
睡眠不足な上に疲労も溜まってた。
ロードから戻り、ストレッチや休息をしている皆に清瀬君の指示が出た。
タイムトライアルを始めるらしい。
私は皆と少し離れた位置にいる。
顔を見られないように。
具合悪いの気づかれないように。
立ってるのもやっとだよ。
本当は座り込みたい。いや、寝たい。
時間測ったら帰っても大丈夫そう。
クラッ
あれ?
フラッ
「・・・・・!!!!!」
清瀬君の声が聞こえた頃には私は意識を飛ばしていた。