リセット~running start again~
第11章 日常
「清瀬君は、完治してないんでしょ?脚・・・。無理するなとはもう言わないよ。言っても聞かないだろうし。ただ、ケアはさせてね。」
(こんなにも覚悟を決めた人に辞めろって言うのは酷だわ。清瀬君って熱い人なんだなぁ。高校の時はよく分からなかった。知る機会もなかった。知ろうともしなかったといってもいいか。)
清瀬 「ありがとう。こんなもんでいいだろ。」
一覧表を広げて一緒に眺めた。
「うん。いいと思う!そろそろ部屋に戻るわ。おやすみ。」
清瀬 「あぁ。おやすみ。寝れるときに寝ろよ。」
(顔色もよくない上にやつれてきてるか?)
「ありがと。それじゃ」といって食卓を出る。
こうして、日々を過ごしようやく全実習スケジュールを終えた。
最後のレポートを提出し、私はみんなより一足早く夏休みに入った。