リセット~running start again~
第10章 はなちゃん
荷物をちょこちょこ運びだし、おじいちゃんの家に居候し始めました。
学業との両立を図るため、練習には参加できる時に参加すること。
実習先が遠いと練習の途中になってしまう。
課題が多いときは参加自体も難しい。
春学期には実習は終わるので、秋からは毎日参加できること。必要単位をあらかじめ取っておいたので、秋学期はほとんど授業がなく、国家試験の勉強に勤しめる。
居候するとき、ご飯を共にしたときにアオタケの皆に話した。
清瀬 「は練習のことはもちろんだか、悩みや相談事など俺には言いにくいこともあるだろう。きっと窓口になってくれる。俺たちの力になってくれる。」
「えっと、練習にはコンスタントにいることはできずに迷惑かけてしまいますが、全力で私も一緒に走ります。よろしくお願いします。」
神童・ムサ 「よろしくお願いします。」
双子 「よろしくーっ」
ユキ 「男だらけの中での共同生活にあるんだから、お前らちゃんと気を遣えよー。」
キング 「就活はどうなってんだ?」
「もう決まってるよ。付属病院だよ!!」
キング 「えぇ!?それは羨ましい」
ユキ「まぁ、国家資格で看護師なんて引く手数多だろうからな。楽とは決して言わないけど、余程でなければ就職は苦労はしないよな。働きだしてからが大変なんだろうけどな。」
「その通り。」とニッと笑う。
ジョージ 「看護師さんかぁー」
ジョータ 「優しく看病されたーい」
「こんばんはーーー!!」とキラキラの凛とした声がした。
「お野菜届けに来ましたー!」
と八百勝のはなちゃん登場した。
双子 「はなちゃんだ!」と目をキラキラさせて玄関に向かう。
「はなちゃん?」
清瀬 「商店街にある八百屋、八百勝の娘さんで勝田葉菜子さん。たまに練習を手伝ってもらっているんだ。」
と話しているうちにパタパタと食卓に来た。
はなちゃん 「そちらの方は?」と私の方を見て言う。
「今日からマネージャー兼副監督をやらせていただくです。看護学部4年です。よろしくお願いします。」
はなちゃん 「そうなんですね!!お姉ちゃんが出来たみたいに嬉しいです。私は勝田葉菜子です。よろしくお願いします!」と屈託ない笑顔を向ける。