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リセット~running start again~

第9章 はじまり


帰り道。

「清瀬くん、あのさ。引き受けようと思う。マネージャー兼副監督のこと。よく考えた。私も一緒に走りたい!やらせてください!」とまっすぐ見つめる。

清瀬 「あぁ。よろしくな。」と凛々しく微笑む。

晴れてこの日から寛政大学陸上部のマネージャー兼副監督となった。

私はおじいちゃんに話して、一部屋貸してもらうことにした。

兄は気を遣っているのか・・・私がいることで彼女とお家デートができないし、結婚も考えているなら同棲もしたいよね。
私が卒業するまでとは言えまだまだある。
一人暮らしするお金は1、2年生の時のバイト代の貯金を使ってできないことはないが厳しい。
巡りめぐってこの機会がある。
おじいちゃんの家に居候しよう。
おじいちゃんも誰かと一緒の方が安心だよね。
卒業したら出るけどその間。
アオタケの皆と近くにいて少しの時間も惜しい。
走りを見ていたいし、できることをしたい。


両親やおじいちゃんはあっさり了承してくれた。
兄は気にするな、と言うが納得してくれた。

そうして私はアオタケ(大家の家)に居候することになった。
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