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リセット~running start again~

第8章 過去


~高校生の話~
私は長距離のランナーでした。
中学校から陸上を始めました。
しかし、高校1年の時に記録が伸び悩み、マネージャーを勧められた。

マネージャーを勧められる=もう選手として出るな。と言うこと。

陸上の強豪校であったし、力のない者は落とされてしまう。そもそも私は、スポーツ推薦で入学してないしね。
マネージャーの中でも有能な人は選手同等に仕事をする。


私はマネージャーを勧められた時は当然悔しかったし、恨んだりもした。けれど、これ以上やっても伸びないことは薄々感じていた。

努力ではどうにもできないこと、、
生まれ持った心肺機能、肉体、、体質、素質・・・
こればかりはね。

マネージャーになったからには、しっかりと選手を見て支えられるように勉強した。
過去の大会のビデオを見て研究したり、大会を見に行ったり、分からないことは監督に聞いたりもした。
本も読み漁った。
体のことも知らないとと思い、テーピングとかいざというときに役に立つと思って、スポーツ関係を生業としている母親から習った。

そうして私は、メキメキと力を付けていき、監督には及ばずともマネージャーの中でピカイチの腕を持つまでになった。
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