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リセット~running start again~

第4章 手土産は肉だよ


土曜日。快晴。春の気候で爽やかな風が吹いている。
花粉症も収まってきて楽になった頃かしら。

軽く化粧をして、髪型は前下がりのボブであるため整髪料で整えて。
何か変わったかわいい系のロゴが入ったTシャツにパーカー、ジーンズ、スニーカー履いて。
ラフすぎるか?
さて、そろそろ行きますか!

ちょっと高級向けのスーパーに入り、肉を多めに買い、目指すは竹青荘へ。

インターホンがない・・・?
これは声をかけるしか。
えぇ。今どき?

「すみませーーん!ごめんくださーーい!」

シーーーン・・・・・


誰もいないの?
竹青荘って管理人とか寮母さんとか誰かいないの?
大学の寮なんて入っている子を知らないから事情はわかんないわ。

ちょっとこの辺プラプラして待つのがいいのか・・・
このまま帰ったらお肉をもて余してしまう。
外の入り口に出たところで

と考えていたら、複数人の足音と声が聞こえてきた。
ドドドド、ドタドタトタトタ

清瀬 「午後はフリーの時間にする!夕方また練習するぞ。昼飯を軽く作るから待って、、!!」

「あっ。お疲れさま。・・・」居ずまいを直し、「お疲れ様です。」とにっこり笑顔。

アオタケ一同 (笑うとまた雰囲気変わってかわいい)とちょっと赤らむ面子もあった。

清瀬 「例の件さっそく受けてくれる気になったのか?」と子犬ようなつぶらな瞳で見つめる。

「違うよ。違う。おじいちゃん件でのお礼に伺っているのよ。はい、これお肉」

清瀬 「おぉ。肉か!!ありがとう!」

「じゃっ、私はこれで」と踵を返し帰ろうとする。

清瀬 「昼飯、一緒に食べていかないか?まだだろ?すぐに作るよ。まぁ、男所帯だけど。」

「えっ、かえ・・・る」

清瀬 「食べていくよね?」とずずいと迫られ

「ワカリマシタ」
と返事をし、竹青荘へ案内される。
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