【鬼滅の刃】【不死川実弥】だからこそと言えるように
第15章 人生観
結衣side
医者
「完治です」
結衣
『あ、ありがとうございます!』
かまぼこ隊
「「「…」」」
むすーっとしとりますなー。
まあ、私の足は多分ヒビ程度で済んでたから完治早かったんだろうね。
3人はアバラ折れてるからね。
結衣
『お先ね、みんなも早く良くなるといいね』
そう、悔しそうなみんなに見送られながら、
久々に
風柱亭に戻れることが嬉しいのを悟られないよう、少しすまし顔をしながら、みんなと別れた。
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実弥
「…」
なんで?なんでこの人『ただいま戻りました!』って言って「…おォ…おかえり」と返してくれたのにそんな不機嫌なんだ??
結衣
『完治しました!大丈夫ですよ!
…そりゃ、怪我してしまって役に立てなくて、申し訳ないですけど』
そう、私が言ったら、不死川さんは少し驚いた顔をした。
実弥
「はぁ…そうじゃねぇ。怪我すんのも確かにすっとろいけどなァ」
じゃあ、なんなんだよ。
教えてくれ、不死川さんが不機嫌だと結構迫力あって怖いんだよ!!
実弥
「…なんかあったんだろォ
それはオレには頼れねェ事かよ?」
!!
気づいてた…んだ。
それで、頼られなくて、拗ねてしまっていたってこと?
私はもしかして、もしかして。
不死川さんと、すごく仲良くなれてしまったのでは!!
なら、少し、それに応えたい!!
結衣
『この前であった少女に、
私は寂しかったんだと、気付かされました。
それと、冨岡結衣として、いきたいのに、冨岡結衣としての自我みたいなものの方が強いのが朝倉結衣を捨ててしまうことになるのではと、怖かった…んです。でも、私は冨岡結衣になると決めました』
実弥
「…」
ただ、黙って聞いてくれてる。
こういう時は不死川さんが、多分だけど前みたいに受け入れてくれてる時なんだ。
鍛錬で色々意見してみた時に合っている時はそのまま進めるけど、間違っていると判断された時は容赦なくその場で反論されるし。