【鬼滅の刃】【不死川実弥】だからこそと言えるように
第4章 兄
義勇side
そんなの、ずるいじゃないか……。
義勇
「俺は、結衣に危険な事はさせたくない。できることなら遠ざけたい。」
そうだ、俺は結衣を守る必要がある……!
『危険から遠ざかったとしても、私の願いは叶わないの……』
願い?なんだそれは?
義勇
「願い?」
『うん、願い。私はもう、悲しむ人が増えないように、鬼を倒したい。それと、お姉ちゃんの仇を取りたい。』
そうか、妹もまた、俺と同じく命を賭して戦いたいのか……。
なら、条件を飲もう。
だが、楽な道ではない。
義勇
「なら、いいが……。鬼殺の道は決して楽ではないそうだ。」
と言ったが、結衣は笑って
『なら、お互いの覚悟を決めて頑張らないとね!』
あぁ。この妹は間違いなく、ねぇさんの血を引いてる。
蔦子ねぇさんも結衣も心がとても強い。
俺も、強くならなければならないな。
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結衣side
あれから数日が経ち、一日の大体の流れができてきた。
まず、朝からお兄ちゃんと錆兎。そして、鱗滝さん達は鍛錬に向かいます。
私はその間、唯一の仕事である洗濯を行います。
それが……。川ですよ!?
炭治郎の言う通りめっちゃ冷たい!!
この山の川どうかしてる!!冷たすぎる!!
まあ、頑張ってゴシゴシして干します。
あ、蓬……。蓬餅とか美味しそうだな……!!
摘んで帰ろ!!
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あー、もう夕方か……。そろそろ鱗滝さんが帰ってくる。
鱗滝さん
「ただいま」
『おかえりなさい!』
てか意外だよね!!
鱗滝さんただいまとか言うタイプなんだ……。
『今日川の傍に蓬が生えていたんです!!いっぱい摘んだので少し薬用に取っておいて、蓬餅にでもしませんか?』
鱗滝さん
「それはいいな、そうしようか」
なんかあれだな、おじいちゃんだ。
すごい優しいおじいちゃんだ。