第1章 プロローグ<共通設定>
ユウ「・・・・・」
そして交渉の結果なんとか幽霊にはならずに済んだけど、あれきり闇の鏡とは会っていない。
まぁ、でかい鏡が移動してついてこられても正直困るんだけど。
ユウ「とりあえず、この体で何が出来るか検証してみようかな」
思いつくことは整理したし、次に気になるのはこの人形。
触って見た感じ、人間と肌質はほぼ違いがない。
そして驚いたことに傷をつければしっかり血も出るし、涙も出る。痛みも感じるし基礎は人間と全く同じだった。
(身体の中が鉄とかってわけじゃないのね…)
どうりでお腹が減るわけだ。
無性別って以外は本当に人間そのもの。
あと、動いてみて分かったけど身体能力がかなり向上していた。バンバン宙返りする体操選手並の動きが余裕で出来る。くそ楽しい。
パワーも上がったのかもしれないと思って試しに岩を張り切って殴ったら、普通に痛かった。
じんじん痛む拳を見て、思う。
(…割と加減しないで岩殴って痛いで済むわけがない)
検証した結果、防御面はかなり強度があった。
打撃のみ。切り傷に対しては人間と同じだと思う。
これがこちらの世界でどこまで利用出来るかは分からないけど、少なくとも普通の魔力の無い人間よりは防御力と素早さは高いはずだ。
…異世界の一般人がゴリラ並みじゃない限り。
ユウ「…さて、と。そろそろサボってないで掃除でもするかなぁ。おーい、グリム~!掃除するから起きてよー!」
グリム「むにゃむにゃ…オレ様は大魔法師になるんだゾ…」
ユウ「グーーーリーームーーー!」
朝早い植物園。
こんな時間に誰も居ないと思って、油断をしていた。
あとから嫌ってほど理解するのだけど、この学園の生徒は一筋縄ではいかない生徒ばかりだということに。
??「…これは…、興味深いものを見せてもらいましたね。ふふふ」
そう、こちらを楽しそうに観察する人物がいたことに。