第3章 honey.3
「まっすんって意外と無知だよねー」
ズボンを握り締めながらカタカタと小刻みに震える俺をよそに、彰は缶に入ったカフェオレをぐいっと全て飲み干した。
男の…。
…男の、アレを…。
つっ……?!
半ばパニックになりながらも、彰の言葉を理解しようと試みる。
思わず視線が自然と彰の…。
「やーん。まっすんのH〜♡」
俺の視線に気づいた彰がパッと足を閉じてニヤニヤと俺を見る。
「っ、本当に突っ込むのか?!」
「ほ、ん、と」
彰の顔は嘘や冗談を言ってるみたいには見えない。
「張り裂けんだろっ!!」
「だから指で慣らすんでしょー?」
くいっと指を突っ込む仕草がやけに生々しい。