• テキストサイズ

俺は妹に犯される。

第2章 honey.2


バンバンと背中を叩かれる痛みにむせそうになる。

目尻に涙を溜めて笑う要素がどこにあったのか。

「いてぇよ!」

背中を叩いていた手を振り払うと彰はごめんごめんと謝って、顔を背けて今度はお腹を抱えて笑い出した。

これ、ぶん殴ってもいいのか?

せーの…。

ぐっと作った拳を振り上げた所で、やっと笑いを引っ込めた彰が真面目な顔でこちらを振り返った。

「…俺さ」

「なんだよ…」

いきなり真面目な表情になるので、何かあるのかと身構えてしまう。

「今までいろんな女装男子を見てきたが、どれもエグかったぞ」

だから何なんだ!

くそっ、身構えた俺がアホみたいじゃねぇか。

「で?」

「いくら女装してても女と見間違えるもんか?」


/ 321ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp