第12章 【番外編】君の隣で。

その鋭い指摘に心臓がドキッと音を立てる。

大事な所は鈍いのに、こーゆう所は鋭いんだよね…まっすんは。

「……そう？」

「あぁ…」

おどけて見せる俺にすり寄って来たまっすんが、ふあっとあくびをする。

その頭を撫でながら、俺もふあっとあくびをした。

「お前…あったかい…」

「えー？なにそれ。俺が子供体温だってこと？」

「…まぁな」


まだ夜は深い。


しばらくは俺達を邪魔するものは何もないだろう。


俺とまっすんは二人で寄り添う様に布団のを被ってまぶたを閉じた。


すぐに心地よい眠気が襲って来て、隣ですでに寝息を立てはじめたまっすんに誘われるように俺は眠りに落ちた。





大好きな人の体温を隣に感じながらー…。





【END】