第11章 honey.11
「ぁっ、イくっ!イく!!」
「イって真澄…」
俺がそう告げた直後、歩は先端に軽く歯を立てて舌先でグリっと刺激した。
「っあ!んんっー!!!」
その愛撫に先導されるように熱を吐き出した俺のそれを全て飲み干した歩は、顔を上げるとビクビクと震えている俺の頬を撫でる。
「気持ちよかった?」
「はっ…はっ…」
整わない息を繰り返す俺の涙を舐めとって、歩はちゅっと軽く唇を重ねた。
「ね、真澄…。そろそろ本音、教えて?」
本音…?
俺と向き合う形でソファーに座り直した歩が俺の両頬を包み、目を覗き込んでくる。
まだ若干涙で滲む視界で歩の姿を捉えた俺に笑いかけると同時に真面目な声が耳に届いた。