第10章 honey.10
「はっ…はぁっ…」
気持ち悪い…。
ぬるぬるとベタつく下着の中は、俺が吐き出した蜜のせいで生温い。
「…エロい音…」
変態教師がズボンを撫でる度に、下着の中からぬちゅっといやらしい音が聞こえてくる。
下着の換えも持ってきてないし、このまま早退しようかなと呑気に考えていた俺はすっかり油断していた。
「は?!おいっ!」
ゴロンっと机の上に寝かされた俺のベルトを緩めた変態教師。
慌てて声を上げるも、後ろ手に縛られている俺に為す術はない。
まだやるのか?!
いつもはこれで終わるのに、と困惑する俺に見向きもせずに俺のズボンを脱がし、挙句の果てには下着さえも変態教師は奪ってしまう。
「ちょっ、待てって!」
ぐっと俺の裏膝に手を当てて足を持ち上げた変態教師は、俺と目を合わせてニヤリと意地悪く笑った。