第6章 honey.6
「もしかしなくても…妹くんに抱かれそうになってた?」
「ちげぇっ、うわっ!!」
否定しようとした瞬間に、どさっと押し倒され柔らかなソファーに体が沈む。
…ちょ、はあっ?!
「じゃあまたイかされたの?」
「イってねぇよ!!」
っつか何で彰とこんな会話しなくちゃいけねーんだっ!!
会話の内容に顔がかあっと赤くなる。
「ふーん…」
そんな俺を見て何か勘違いをしたらしい彰は、そのまま俺の腕を頭上に固定した。
「っあ!…嘘だろ、おいっ!!」
片手でいとも簡単に俺の両腕を固定した彰は、空いている手をシャツの中に滑り込ませた。
体をバタつかせて抵抗しても彰の手はどんどん上に這い上がって、指先でなぞるように胸の突起を弄(いじ)りだす。
「ぁっ…んくっ…!」
ビクビクと震えながら唇を噛み締め、声を我慢する。
「…まっすん…」