• テキストサイズ

オイテイカナイデ………。

第2章 「交流と合流」


入ってきたのは、あの頭蓋骨だった。私を追いかけてきた…………奴だ。


私は、歯をかみしめる。声を抑える。本当は、叫びたくて仕方ない。だけど、叫んだ所で、見つかりあの頭蓋骨に、確実に殺される。


(……………っ。)


頭蓋骨は、私達を探しているのか、部屋中をグルグルと当たりを見回す。どうやら、今の所私達の居場所を分かっていないみたいだ。


しかし、油断は出来ない。そして、数分後頭蓋骨は諦めたかのように、ズルズルと引きずりながら、部屋を出て行った。


(…………助かったの?)


私は、そう思いゆっくりと机の下から出る。賢厘も、ダブルベッドから出てきた。



2人共無事だった。私達は、お互いの顔を見て、安心したかのように、弱々しく笑う。


「先輩も、無事で良かったです。」

「本当にね。さぁ………早く皆と合流しよう。もう、此処に居るのは勘弁だしね。」


私の言葉に、苦笑をしながら頷く賢厘。私と賢厘は、この部屋から、出て行った。























→(45ページへ)
/ 115ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp