第2章 「交流と合流」
→私は、机の下に隠れて賢厘は、ダブルベッドに隠れる。
いくら勉強机が2つ分あるとはいえ、何故その机の下には、沢山の本などが入っているため、スペースが狭い。
後輩とはいえ、私よりも身長はある。やはり、賢厘には、ダブルベッドの方がいいだろうと考え、焦っている賢厘に話掛ける。
「賢厘、早くダブルベッドの下へ!」
「だ、だけど、先輩は!?」
あまりにも焦っているせいか、思考が回転しないみたいだった。私は、ニコリと笑い言う。
「大丈夫、私はあの勉強机の、下に潜り込むよ。」
賢厘は、戸惑いながらも頷いてダブルベッドの下へ潜り込む。私も、机の下に潜り込む。
やはり、私が思っていた以上に狭かったが………死にたくないため、こうするしかないと思い我慢をする。
そして、息をゆっくりと吐き出し息を殺す。なるべく、気配を消す為に…………。
バタン!
いきよいよく、扉が開く。開くというよりも破られてしまった。