第1章 「恐怖の宴!?」
→逃げる。
俺は、近くにあったガラス製のコップを手に持ち、謎の赤いボールに向かって投げる。
コップは、謎の赤いボールに当たり、動きが止まる。
その事を確認して、扉に向かって走り開けようとするが……………。
ガチャガチャ!!
扉が開かないのだった。
「……なっ!?………こんな事って、ありかよ!?」
何度も何度も、扉を押したり引いたりするが、何も変わらない。
舌打ちをする。
ガシャーンッ!!
後ろの方で、大きな音が聞こえてきた。
俺は、息を呑みゆっくりと振り向く。
そこには……………。
「ニゲチャ……………ダメ?」
手の平サイズの謎の赤いボールが、俺以上に大きくなっていて……………口を開けている状態だった。
「………ハハ………。ボールじゃなくて、バケモノだな………。」
俺は、力なく笑いながら言う。
そして…………闇黒に導かれる。
→BAD END