第1章 「恐怖の宴!?」
紙を無視し、近くにある扉を開ける。
相変わらず、暗い。
そして、ピチャピチャと音が聞こえてくる。
辺りをライトで当てる。
銀製で出来たテーブルがいくつもある。
天井には、いくつもある換気扇がある。
先程の音の正体は、水が落ちる音だった。
そして、ここが厨房だとわかる。
暫く、ライトをテーブルにあてながら、歩いていると……………。
謎の赤いボールが置いてある。
そこの前には、『暴食』という文字が書かれてある紙が置いてあった。
「…………?『暴食』?」
すると………………。
「オナカ………スイ……タ…。ナニ……カ…タベタ…イ…。」
「っ!?」
いきなり、謎の赤いボールが喋り始めた。
俺は、驚いて数歩下がる。
謎の赤いボールに、口が出現して目がない。
嫌な汗が、頬をつたる。
「タベタイ……。タベタイ!!オニイチヤン……ヲ………タベテ……イイ……?」
謎の赤いボールは、飛び跳ね始めた。
(……まずい…喰われる!!殺されるっ!!)
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