第10章 【レオナ】午後の幸せ
レオナの手が徐々に下がり、太腿に達すると同時に穿いていたスカートがハラリと脱がされた。サバナクロ―独特の風が素肌に当たって心地よくも感じる。
既にサユの蜜口からは愛液が零れ落ち始め、レオナの嗅覚はそちらへ釘付けだ。
甘く誘う雌の香り……愛する女性の纏う芳香。
一度体勢を立て直すレオナは、サユの脚を割り開き、自身の身体をそこへ置いた。
レオナの中心部分も硬くなり始めており、その昂ぶりを彼女の脚へわざと当てる。
そうすれば、ビクッと身体を震わせてレオナへ手を伸ばすサユ。
その愛おしさに口づけを繰り返した。
「触ってほしいか?サユ」
きわどい部分をやわやわと触れ、敏感な部分には触れないように指を動かす。
レオナのその動きに腰を揺らす姿は妖艶で、レオナは喉を鳴らした。
「レオナさっ…んっ……」
サユは眼前にあるレオナの胸板に唇を当て、彼を強請る。
レオナは、サユの下着を軽くずらすと蜜の溢れる秘所へ指を滑らせた。
甘い匂いが室内に充満する。
レオナの指を求め、イイトコロを擦り付けるように揺れるサユの腰を楽しげに見つめるレオナは少しだけ意地悪をして指を離した。それを追いかけてくるサユも身体はとても正直で、魅力的だ。
グイッと下着をずらし、親指で華芽を押す。
突然の刺激にあられもない声が出たことに驚いて、思わず口を塞いだサユは下半身に込めた力をスッと緩め、レオナの指を受け入れる。
適格にイイ所を突いてくる彼の指には彼女の愛液がまとわりついて、卑猥な音を奏で揚げていた。
それに伴い上がる嬌声が愛おしい。
指だけで絶頂を迎えさせたことに満足したレオナは、纏わりついた愛液を丁寧に舐めとり、自分の衣服を取り払った。