第6章 【エース】Flour of heart②
カレの先端が自分の秘口に当たった感覚が分かり、サユは再び身体を硬くさせた。
「力抜いてて……できるか?」
エースから優しいキスが降り注ぐ、どこを触られても、どこを舐められても敏感になった身体は反応を示してしまう。
フワッと浮いた感覚が訪れたと思ったと同時に、エースのモノが入り込んだ。
「んんっ……」
思わず息を呑み、呼吸を止めてしまう。
構わずググッと進められる異物に、サユの身体は知らず知らず抵抗を見せていた。
「サユ……息………しろよ」
エースはサユの唇を貪りながら、彼女の身体に熱い息を送る。
無理やりさせられた呼吸に、大きく息を吸ったサユは、短い呼吸を繰り返し始めた。
ギュウギュウと締め付けてくるサユのナカは熱く、溶けてしまいそうなほどに気持ちが良く、エースはいつまでもこうしていたいと思ってしまうほどに彼女を堪能する。
時間を置いて、慣らした後にゆっくりとした律動でサユのナカをかき混ぜてやれば、彼女も快感を拾い初めて好い鳴き声が聞こえ始めた。
夜が更けて、間もなく朝を迎えようとする頃……やっとサユのナカから自身を離したエース。
何度も何度も抱きしめては、彼女のナカへ出入りしたのはきっと運命だからだと確信する。
隣でスヤスヤと眠るサユにもう一度口づけしたエースは、隣にゴロンと寝転がって短い睡眠をとることにしたのだった。