第4章 【トレイ】Eat me②
サユのナカに入れていない方の手で、先走りの零れそうになっている自身を握りこむとソレを上下に動かす。
最愛の彼女の痴態を見ながら、半ば自慰の様な行動をとっている自分を冷静になってはいけないと思いながら、快感に身を委ねる。
こんなにも蕩けている彼女のナカへ、コレを突き入れたらどれほど気持ちがいいのだろうか?
トレイは、サユのナカに入れている指を上下左右に広げ、彼女の秘口を覗き見た。赤く染まる彼女のナカからは愛液がとめどなく溢れ出し、差し入れた指を美味そうに頬張っている。
……卑猥だ。
トレイは自身を握っていた手に力を籠め、一瞬、欲を放出しそうになってしまったのを堪えた。
ここで出してはもったいない。
自身から手を離し、背後からサユに覆い被さるとトレイは、耳裏や首筋に舌を這わせた。
「サユ」
甘い声で囁いてやれば、サユが身体をビクッと震わせて動きを止める。
自分がしていた事に気がついたのだろう……サユ顔を真っ赤に染めて手近にあった枕に顔を埋めた。
トレイは彼女の耳を甘噛みしながら、愛の言葉を囁く。
そして……
「とてもかわいいよ、サユ」
ピクッとサユの身体が揺れたのを感じたトレイは、硬くなった自身を彼女の腰に擦り付けた。小刻みに揺れるトレイの腰の動きにサユの身体も反応する。
「あぁ……トレイっ……早く…んっ」
トレイのいきり立つモノに秘裂を擦り付けるサユを、仰向けに寝かせ直し、トレイは尚も自身を彼女に擦り付けた。
ヌルヌルとしか感触が気持ちいい。疑似挿入している様な感覚さえ覚えて、手を伸ばしてきたサユをしっかり抱きしめた。
「くだっ…さい、先輩のっ……私の……私のナカっ……」
サユのおねだりが起爆剤となり、トレイは一気に彼女のナカへ自身を突き入れる。
その一突きだけで、サユは達し、カレをギュウギュウと締め付けた。
トレイの方も、だいぶ昂っていた為か、その締め付けで欲を吐き出しそうになり、それをグッと堪えると、ゆっくりと律動を開始する。