Sogni d'oro/GIOGIO Parte5
第1章 散歩道/プロシュート
そんなナマエを横目に話しかける。
「なぁ、ジェラートでも食わねーか?」
「えっ……?」
「あの角を曲がった所に、旨い店があるんだぜ」
「本当ッ⁉︎ うん、食べる!」
「じゃあ、決まりだな」
「……ってかさ、プロシュートがこんなお店知ってるなんて、意外だな〜」
「そーか? つーか、とっとと行くぞ!」
何気なく差し出された手を、ナマエは迷わず握り締める──そして2人は再び並んで歩き出した。
実はこのお店……
ナマエとのデート為に、さりげなくペッシにリサーチさせていたのだ。
この事は絶対口外せず、心に秘めておこうと思うプロシュートなのでした。
その頃──
2人が出かけてしばらくすると、ようやくリゾットがアジトに顔を出す。
「遅れてすまないな……ん、何だ、ペッシ……お前だけか? プロシュートはどうした……?」
「兄貴なら、ナマエとデートに行きやした! 要約こぎつけたデートなんですよ⁉︎ だから、今日だけは大目に見てやってくれよォ……リーダー?」
ペッシの話に、状況をサッと理解したリゾットが、ゆっくりソファーに腰を下ろす。
「あぁ、分かった……プロシュートには、後でたんまり聞くとするかな……」
「えっ、リーダーも、もしかして2人の事──」
リゾットの表情が一瞬和らぐ。
その後戻ってきたプロシュートが、借りた服のことも含め、根掘り葉掘り聴取されたのは、言うまでもない。 the END