• テキストサイズ

49番目のあなた【D.Gray-man】

第15章  繰り返すモノ









「…すみれ」

「ん?」

「やっぱ、黒の教団じゃなくてもいーんじゃね?」

「…」

「こんなん、おかしいさ」

「…」

「すみれ」

「…うん、」











「にんにく注射打ちながら仕事するなんて、絶対ェおかしいさ…!!」






「………あ、ラビ?ちょっと待って?あとちょっとでこの数式が……っ」


ガリガリガリガリガリガリ


すみれが紙に数式を書き殴る音が、医務室に異様に響く。



「これがワーカーホリックよ。すみれはまだマシな方ね」

「はぁ?!これがマシ?!」


周囲のナース達は見慣れた光景なのだろう、見向きもしない。
すみれも周囲を一切気にせず、一心不乱に数式を解き続けている。



「……マジか」

ラビは初めて見る光景に呆れを通り越し、ドン引いていた。



/ 355ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp