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彼らとサッカー【イナイレ】

第4章 旅立ち


キャラバンはストライカーを探すため北海道に向かっていた。


「北条、お昼ご飯だぞ。起きろ。」


隣に座る風丸は椿を起こそうと肩を叩く。


「ん、」


椿は眠そうに右目を擦る。
そして左目も擦ろうとする。


「やめろ!!!」


風丸が咄嗟に椿の腕を掴んだ。この寝ぼけた状況で左目を擦ったりなんかしたら大変なこと。風丸は椿の眼帯がずれてないことを確認してから椿をひっぱり、立たせる。


「風丸くん、北条くん、はい。」


マネージャーが2人にお皿を渡してくれる。
椿はまだ眠気で目をトロンとさせながら席につく。キャラバンで隣の席であり、責任感の強い風丸は既に椿のお世話係が定着し始めていた。


「おい、北条。そこ口じゃないぞ。」


椿は手に持ったおにぎりを口の斜め上に何度もぶつけてる。


「あはは!本当に北条は面白いな!」


円堂はずっと笑ってる。


「無理。」


椿は食べることを諦めて机に突っ伏してしまう。


「あぁ、もう。食べさせてやるから起きてくれ。」


風丸は無理くり椿の口にご飯を詰め込む。


「大変そうだな、風丸。」

「そう思うなら手伝ってくれよ。」

「いや、そういうのはお前にお似合いだぞ。お母さんみたいで。」


鬼道も面白がってる。

なんとか椿にご飯を食べされることに成功した風丸は練習前なのにヘトヘト。
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