第12章 炎のストライカー
「あいつ、大丈夫なのか?」
綱海が雷門の数人に向けて聞いた。
「きーくんはね、自由な生活をさせてもらえてないんだよ。小さい頃から親に言われたことだけをやり続けてきたんだ。そんなきーくんが唯一親に逆らってやってるのがサッカーだから。きーくんは『人間の常識という概念が存在しない人』だから。」
その中にいた吹雪が答えた。
「なんだよそれ。自由な生活?」
「ごめんね、これ以上は僕から言うことはできないや。」
その後、みんなで楽しくBBQをした。
「士郎!これすんごい楽しい!!!やばい。俺これめっちゃ好き!!」
「それなら良かったね。」
「うん!!!てか、恭介は?」
「用事あるからって試合が終わってすぐに帰ったみたいだよ。」
「そーなんだ。あとで連絡しとこう。」