第33章 𝐋𝐎𝐂𝐔𝐒 *
初めての性感帯に触れられ
戸惑いの涙を浮かべる。
「気持ちいい……?」
「っ、くすぐったい」
「興奮してる。
否じゃないだろ……?」
「んんっ……」
エリックの唇で覆い隠すように
突起を口に挟みこむ。
舌で丹念に舐めて弄ってきた。
「んぁ゛っ」
「もっと感じて」
「っ……もういい。
気持ちいいんだエリック。
そっちまでやられたら……っ」
「お前を気持ち良くさせてやりたい。
もっと愛させてくれ……」
「は……っ、んぁ゛あ゛ッ」
乳房のくすぐったさと
局部を包み込まれてケンジは身をよじる。
抵抗しようにも
嫌がる理由がなくて
羞恥に駆られて
のぼせた頭がどうにかなりそうだった。
「エリック……っ、イキそうだ」
「そのままイケ。汚していい」
「っはぁ、ぐ……ンんッ──」
低く唸ったケンジはエリックの手で達した。
呼吸が落ち着くと
エリックはまた愛撫してきて
硬直したソレを太腿に押し付けてきた。
「なるべく痛くないようにする」
「コンドームは?」
「持ってない。だめか?」
「ううん。お前のなら構わない」
窄みに太い指が強調してきた。
ズブリと深くまで食い込んでいき
優しい手つきで
入念に解されていく。
「お前の中は想像以上に柔らかいな」
「そりゃ……
二年も音沙汰なかったからな」
「!? ヤったのか……?」
「俺はこれでも医者の端くれだ。
好奇心旺盛な年頃でもあるんだ。
ひとつやふたつ、自分の指くらい咥えるさ」
「自分の指か……。
驚かすなよ」
「お前が熱心に擦り付けてきたんだろ。
もう十分だ。
一分一秒が惜しい」
「お前には敵わないな」
ケンジを膝を高く上げると
エリックは窄みのナカに露出したソレを結合させた。