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【R18】Querer【創作BL】

第4章 疑念





そうした中で生まれたのが佑都。





この子が俺の子なんだと思うには時間を要し、

接するうちに少しずつ愛着が沸いた。










「顔なんて、
似ない親子はごまんといるしな…」





考え過ぎだ。


妊娠期間中、
父という自覚もなければ納得もできず、
付き添いで産婦人科へ行ったことがあった。





日数計算をしても当てはまる。

母体血でDNA鑑定する方法もあったが、
なにしろ10万以上もかかる。



産むにも堕すにも金がかかる。





金のことばかり頭にチラつき、
千恵美が嘘ついているようには見えず、

責任を取ることを決めた。





もちろん、
望まない妊娠だったため、
中絶することを全面的に考えていたが、

この先、俺は誰と結婚する?


と考えてしまったのだ。


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