第27章 恋人 *

奥を突かれた時は痛いのに、

抜けていく時は何だか切なくて。





「あ゛っ、ん、はぁ、う゛っ、うん゛」





痛いのか
ひとつになれて嬉しいのか

視界は涙でふやけてしまう。



涙腺崩壊していても
顔の見えない
長瀬は腰を深くまで動かしてくる。










でも、先生の時とは違うんだ。

長瀬は俺のことを
好きだって
言ってくれたから。



このSEXはいわば、
両想いの繋がり。

そして続きがあるのだ。





「っ…なが、せ…
キス…したい…っ…。

キスしながら、イきたい゛…っ」





初めにしてくれた
優しくて絡むほど熱いキス。



求めるように振り向くと、

長瀬は体格差をいかして
腕を伸ばして口付けしてくれる。





「…ん、はあ…。

俺のキス、
そんなに好き？」



「ん。…長瀬のだから…好き」





俺がキスを強請るとしてくれた。

もう一度キスを求めるように、
唇に視線を落とすと
「俺も好き」
といって口付けをしてくれる。



キスがしやすいように
正常位にかわって

長瀬のスプリングを受けながら

幸せが降り注ぐキスを浴びて
絶頂に達したのであった。