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【R18】Querer【創作BL】

第1章 ~牛垣武明の場合~





久々に話したくなって、
夜、会えないかと連絡する。





「ユウ。久しぶり」


「久しぶりじゃないでしょ。おつかれ~」





行きつけの居酒屋。

耳触りのよい賑やかさ。

客層もそこそこ品があり、
落ち着いて美味い酒が飲める店だ。



席に座る前にビールジョッキを頼み、
向かい合わせの席に腰を下ろした。





「あ~疲れた。7日振りか?」


「正しくは6日振り」




先に店に来ていたのは、
高校からのマブダチ、槍木祐次郎。同い年。

金髪に染めた髪は肩幅までつく長さ。
最近は束ねることが多い。
また揃えた顎ヒゲを生やしており、
垂れ目で物腰柔らかな穏やかな口調。

見た目からいかにも優しそうって奴。





「よく覚えてんな」


「あの日はたまたま俺も忙しかったからね〜」





少し皮肉に言われたが、
俺が呼んだら必ず場所を設けてくれる。

中身も裏切らないホント良い奴。





冷えたビールも届いて、ジョッキを鳴らした。


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