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【R18】Querer【創作BL】

第25章 一度だけ *





ジンジンと尾を引く痛みは
先生のいう、
快楽というものになかなか転換されない。





「う、うう゛…っ」





痛い。

歯を食いしばる。



痛いと口にしても
涙を流しても
首を振っても
腕で押し返しても
先生は止めてくれようとはせず、

強く歯を立てたり吸ったりしてくる。





「もっと気持ち良さそうに泣けないのか?
唸ってちゃあ
先生も萎えちまうじゃないか」


「う、うう…」





生まれながらに男なんだ。
女みたいな高い声なんて出るはずもない。

自分の声が低い方だって自覚しているし、
抑揚のないトーンだから
表情筋といっしょで
伝わりにくいのも自覚している。





「ああもういいや。
このまま続けてたら手が出ちまいそうだ。

…角、しゃぶれ。
そうしたら先生も機嫌、
なおしてあげるから」





先生は苛立った声を漏らすと
散々いたぶってきた乳首から口を離し、

跨ぐように顔の上に乗ってきた。





「口を閉じてちゃ入れられないだろう。
ほら、先生が気持ち良くなるように
しゃぶるんだよ」


「あ、む゛…っ」





先生は楽しそうに笑っている。

遠慮がちに開けた口の中に捻じ込んできて、
じゃりっとした
陰毛が覆い被さってきた。


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