• テキストサイズ

【R18】Querer【創作BL】

第3章 高熱





半分まで食べれなかったが
食欲がないと言った割には食べてくれた。





「飯食ったら温かくなったろ。
…身体、
拭いてやるから脱がせるぞ」





ベッドに上がる前にTシャツの裾を持ち上げる。





「?その手はなんだ。
自分で脱ぐのか…?」


「…い、いえ…。
もう一人で…大丈夫、ですから…」





歯切れ悪い返事。

人が親切心を働かせているのに、
裾を捲られまいと手を添えてきたのだ。





「一人で大丈夫って顔色でもないだろ。

それとも何か?
人に見られたくない身体でもしてんのか?」





筋トレは最近始めたばかりで
見せられない身体。

それとも刺青や昔の傷跡、
ワイルドなことになってしまっているのか。










「……い、いえ…。なんでも…」



俺とは目を合わせず、
大人しく脱がされることを選んだようだ。


/ 727ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp