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【R18】Querer【創作BL】

第22章 ひとりエッチ *





休日は
出勤時間に追われることもなく、
ごろんとベッドに横になって携帯操作。





「もう11時か…」





そろそろトイレに行きたくなってきたのと
お腹も空いてきた時間帯。

あれこれを済ませてから
ランニングウェアに着替え、
日中の空の下を走る。





「は……はぁ…」





イヤホンで周りの音を遮って、
キャップを深く被って人の目を遮る。

もともと運動が好きというわけでもなく、
健康維持というよりも
抱かれたい身体作りのために走ったり
筋トレするのを始めた。



海外に行った時に思い知った。
自分の身体がヒョロすぎることに。

それこそ日本人と海外の人を比べたら
日本人は華奢だろう。

もともとガリガリって訳じゃないが
だからといって脂肪まみれになりたくないし、
せめてイイ身体になりたいと
自分なりの精一杯の努力。





「はぁ…はぁ…」





新宿二丁目とかハッテン場とか
出会い系の存在は知っているけれど、
なんとなく怖かった。



知ってる奴と出くわしたくない。

揶揄われたくない。





海外に行く方がよっぽどだと
思われるだろうが、
なにも知らない土地だからこそ

そこで死んでもいいと思ったんだ。


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