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【R18】Querer【創作BL】

第21章 合コン





ようやく終了時間がやってきて、
立ち上がろうとした瞬間…

自分が酔っていることに気が付く。





(う゛っ……障子が、逆さまに…)





視界がグラグラ回ってる。

吐き気を覚えるほど
焦点が回っていて
どこに手をついているのかも定かじゃない。





「えっ?角くん、大丈夫?!」


「だ、だいじょー…」


「なになにどーしたの。
角、焦点あってるかぁ?

この指何本に見える?」





ふらつく身体を支えるように
ガタイのよい身体が密着してきた。

目の前に角ばった指を出されるも
何重にも見えて
本数なんて数えたくもない。





「あー…みんなごめん!!
二次会俺パスするわ!

湊をここに引っ張ったの俺だし、
無責任って訳にも行かないからさ。
また一緒に呑もうなっ、今日はホントごめんっ」





長瀬が謝っている声が聞こえる。

触れている身体が熱い。
酒が入っているから余計に熱く感じる。








(あぁ、ダメだ…。
これ以上

コイツの体温覚えたくない…っ…)








押し殺したい脈拍が

バクンバクンと打ち鳴り出した。


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