第18章 隣りで *
オナホの話しに逸れてしまったが、
やはり一番は湊だ。
男のあんなところが一番なんて
少々戸惑いはあるが、
どんな女の引き締まるアソコよりも湊が好き。
「オナホは遠慮なく使わせてもらうが、
隔週のSEXはやめないからな。湊」
「は、はい…」
「なんだ。嫌なのか?」
「いえ…。
ただ羨ましいくらい元気だなって」
「俺とヤッてたら色々鍛えられるだろ。
エッチなこと考えてたら
また勃ってきた…」
「すみません。今日は、もう…」
「分かってる。
襲わねえからギューっとさせて」
硬くなった所有物が触れてしまうくらい、
湊の身体を抱き寄せる。
人のぬくもりは好きだ。
いい匂いも好き。
「……」
それを教えてくれたのは、
ユウだったと思う。
もともと俺はこんなに触り魔じゃないし
抱き着くのが好きって訳じゃないし
甘えたがりじゃなかった。
──…高校時代、
後ろの席に座ったユウに触れた時から
そうなったんだ。