第18章 隣りで *
この家には必要最低限のものが
揃っているだけ。
これから自分たち色に染めていく中で、
愛の巣とも呼べる
寝室のベッドに湊を抱き下ろした。
「アキ、さん…」
「湊…」
お互い邪魔な服を脱ぎ合い、
ほんのり熱をもった裸体を重ね合わせる。
「ずっとこんなに硬くしてたのか?
いやらしい奴だ」
「こ、れは…さっきのキスで…」
「俺は運転中もずっと硬かったんだけどな。
湊…、しゃぶって?」
硬くなった所有物を手に持って、
湊の口に運びこむ。
「はむ…」
湊は口に含むと顎を使って、
刺激を加えてくる。
湊のフェラチオは最高だ。
しゃぶるのが好きというだけあって
的確なところを責めてくる。
「あぁ、出そ…っ…」
早漏じゃないのに搾り取られる。
糸が切れる前に
湊の口の中から離し、
スムーズに正常位の形をつくる。