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【R18】Querer【創作BL】

第17章 親友の涙





俺は今まで恋愛対象、
性的対象として

女のことしか見てこなかった。



男同士っていうのは
小学校、中学校から何となく知っていた。

ただそういう人たちがいるんだなと思って、
告白されても興味はなくて、
相手にしない女と同じように扱っていた。





ユウは…ユウも湊と同じ、
セクシャルマイノリティだった。

ずっと傍にいて気付かなかった。

好意的なのは感じていたけど
そういう意味とは捉えられなくて…、

ただ純粋に友達として好きだとか
顔がイケメンだから好きだとか
俺が単純にカッコイイから好きだとか
全くそうゆう風には考えなかって来なかった。





ユウが暗い過去を話してくれて、
俺が近くにいてやらなきゃと思っていた。

ユウの親父にも託されたから
一番イイ奴でいなきゃって
そういう頭で一度も考えたことがなかった。


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