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【R18】Querer【創作BL】

第17章 親友の涙





鈍い鈍いと何度も言われ、
バカだとアホだの言われていい気はしない。


俺の方がユウのことを何倍も大切に想っている。



大切な友人だから
面と向かって話したいし
一番に喜んでほしいと思っている。





「ごちゃごちゃ言っても
バカには伝わんねぇだろうから
単刀直入にいう!

俺は兄貴が好きだ!!」


「ああ。それは知ってる。
俺も好きだ」





ユウの嫌いなところなんて一つもない。

男にしてはちょっとナヨッとしたところも
あるけど愛嬌でカバーされているし、
一緒にいて癒してくれる
パートナーに近い存在。





「んだぁああ伝わんねぇええ!!
俺が言ってんのはそっちじゃねぇ!!

アンタが湊さんのこと好きっていう方の好き。
湊さんがアンタのこと好きっていう方の好き。
俺は兄貴がそういう意味で好きで、
兄貴はアンタのこと
そういう意味で好きだっていう話し…っ」










これで分かったか!!と息を荒げ、



俺の中で…










「好き」という言葉の意味を理解した。


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