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【R18】Querer【創作BL】

第17章 親友の涙







何度も尋ねて押し慣れたはずの
ユウの家のインターフォンを
こんなに緊張して押すのは初めてのことだ。





ピンポーン…










「はーい。アキ、いらっしゃい。
ごめんっ、いま火かけっ放しなんだよね。
適当にあがって~」


「あーすまん。
ずっと返しそびれてた鍵あんだけど」


「そこの鍵置きに入れて置いて~」


「了解」





玄関棚にある鍵置きに
借りっぱなしだった鍵を元に戻し、

もう片方の手にある紙袋には
祝杯の赤ワインが入ってある。










今日はユウに

あのことを報告したくてやって来た。










湊にも声を掛けたのだが
恥ずかしい、
といって断られてしまった。



お邪魔しますといってリビングの奥へと進んだ。


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